こんにちは!元体育会サッカー部で、現在イギリスで会社員をしている佐藤(@t_sato0910)です。
僕は大学まで、サッカーを15年間続けました。
毎年プロ選手を輩出している関西一部リーグの大学で、日本一を目指して本気でトレーニングをしていました。
大学の授業もサッカーの練習に支障が出ないようカリキュラムを組み、何よりもサッカーを優先して学生生活を送ってきました。
そんな学生時代は一切勉強をしてこなかった僕が、日本での会社員生活を3年挟み、現在はイギリスで会社員生活を送っています。
僕はかつて、海外で働ける人は英語が堪能だったり、特別な才能がある人だけだと思っていました。
ただし、そんなことありません。僕が働けているので(笑)
今回の記事では、現在イギリスの企業で働いている、僕の人生を振り返っていきます。
学生〜日本での会社員時代
まずは、大学時代から日本での会社員時代についてです。
僕が人生で一番挫折し、迷走していた時期です(笑)
ただし、この時期があったからこそ、今の自分が形成されています。
もともと落ちこぼれ部員だった
僕は関西一部リーグ所属の、立命館大学体育会サッカー部に所属していました。
当時はちょうど大学入学と同じタイミングで、明治大学出身の長友選手がインテルに入団。
また大卒Jリーガーの活躍により、大学サッカーが非常に注目され始めた時期です。
「頑張ったら俺にも可能性があるのかな、Aチームで試合に出たい」
この気持ちを常に持ち続け、本気でサッカーに取り組みました。
自主練習や食事にも気をつけ、トレーニングや栄養学の本を読み漁り、何よりもサッカーを優先して学生生活を送りました。
しかし、やはり現実は甘くはありませんでした。
試合に出るどころか、Aチームのメンバーに入ることすらできず、ほとんどの時間は下のカテゴリーでプレー。
毎日まじめに練習に取り組んでいるのに、周りのレベルが高くて足を引っ張り続ける絶望感。
自分よりも学生生活を謳歌している仲間に、紅白戦でボコボコにされる日々。
本気で悔しくて、情けなくて、惨めで、口には出しませんでしたが、何度もサッカーをやめたいと思いました。
その後、人生の迷走期間に入り、結果的に就職活動を延長。
同期に1年遅れで、社会人生活がスタートすることとなります。
サッカーしかしてこなかったことを後悔
大学時代の同期を避けるように、僕は電機メーカーに就職しました。
そこでまず感じたのは、自分の不甲斐なさ。
さまざまなバックグラウンドがある集団の中に入った時、サッカーしかしてこなかった自分に劣等感を感じました。
体力や集団行動、挨拶などの礼儀は学生時代にある程度鍛えられました。
しかし、こんなものは社会人になってからでも身につけることができるもの。
サッカーを本気でやってきたことに対しては、後悔は全くありません。
しかし、サッカーしかやってこなかったことにより、サッカー以外何も残っていない自分に不安を覚えました。
学生時代とのギャップ
また、僕の大学サッカーは順風満帆ではありませんでしたが、本気で熱くなって取り組めた充実感はありました。
しかし、社会人になってからは多忙で業務に忙殺され、気づいたら家と事務所の往復なっている自分がいました。
「このままではやばいな」
サッカーの時のように、自分の頭で考えて行動することがめっきり減り、ただ与えられた業務をこなしているだけの自分がすごく嫌いでした。
海外への憧れ
そんな社会人生活でしたが、唯一の心の支えだったのが海外旅行。
海外に行くと誰にも邪魔れず、日本では経験できない貴重な体験がたくさんできます。
サッカーしかしてこなかった自分にとっては、見るもの全てが新鮮で刺激的。
また、海外から日本へ帰国すると、今まで見慣れていたはずの日本の景色が違って見え、気持ちをリフレッシュさせることができました。
単純にもっと知らない世界を見てみたい、彼らの思い知りたいと思うようになり、休みを見つけては海外旅行に行くようになりました。
ただし、やはり日本で会社員をしながらでは限界を感じます。
「人生で一回ぐらい、海外で働きながら生活してみたい」
この思いを実現するため、僕はイギリス行きを決断します。
結果、幸運にもビザが取得でき仕事も見つかったため、生活拠点をイギリスに移して現在生活をしています。
イギリス生活について
そんなこんなで、現在僕はイギリスを拠点に生活しています。
控え目に言って、最高の生活ができています。
イギリスに来て人生変わった
僕は現在、イギリスの日系企業に現地採用され、フルタイムで働いています。
ここで働けたことのより、人生が変わりました。
毎日定時には必ず仕事が終わり、休日出勤や終業後に電話がかかってくることなんてゼロ。
有給も使い放題で、週末と組み合わせてヨーロッパ周辺国に行くことも可能です。
物理的な余裕が生まれたことにより、精神的にもゆとりが生まれ、自分の頭を使って主体的に行動できる時間が劇的に増えました。
今は自分がどうありたいのか、どういう時間を過ごすべきなのかをマネジメントできる人生を楽しんでいます。
お金はなくても幸せ
日本時代は、それなりの大手企業に勤めていました。
ボーナスや残業代もしっかりとあったので、給料はそれなりにあり、福利厚生も充実していました。
金銭面だけ言えば、今よりも圧倒的に裕福だったと思います。
ただし断言できるのは、僕は今の生活の方が圧倒的に幸福度が高いということ。
毎日深夜まで働き、飲み会でお金が消え、土日も月曜日のことを考える生活にはもう戻りたくありません。
異文化に触れながら、自分の現在地を確認でき、なりたい自分に着実に近づいている今の自分の生活が幸せです。
元体育会部活生へ向けて
ここからは、僕のような元体育会の人たちに向けて、個人的な見解を述べたいと思います。
迷う前に行動してほしい
僕がとても違和感を感じるのは、社会人になった途端、行動をしなくなる人が多い点です。
体育会の学生は、現役時代はリスクを冒して挑戦する姿勢を大切にしてきた人が多いはずです。
しかし、社会に出た途端そういった姿勢が薄れていく人が多い気がしています。
彼女との結婚を考えていたり、学生時代にはなかった楽しい誘惑にお金を使えるようになったのはわかりますが、なんか少し残念です。
ポテンシャルが高い人が多いのに、そのポテンシャルをうまく活かせていない人が非常に多い気がします。
今これを読んでハッとした人は、とりあえずちょっとでもやりたいと思ったことにはどんどん挑戦してほしいです。
社会人になってからでも遅くない
挑戦することを大切と述べましたが、社会人になってからではもう遅いと考える人もいるかと思います。
ただし、全然そんなことはありません。
現に僕は社会人になってから、海外で会社員として働きたいという夢を持ち行動した結果、実現することができました。
何事をするにも、最も若いのは今です。今やりたいと思ったことはとりあえず手を出してみるべきです。
失敗しても全く問題なし
僕は人生においてたくさんの失敗をしてきました。
サッカーでももちろんですが、勉強や人間関係や就職活動、仕事でもたくさんの失敗を経験し、自分の不甲斐なさを存分に感じてきました。
しかし、振り返れば全て今の自分のベースとなっています。
特に就職活動の失敗は、僕の人生の大きなターニングポイントでした。
失敗したら人生が終わると思っていた就職活動でしたが、失敗したおかげで海外に目を向けることができ、結果的に今のイギリス生活につながりました。
こればかりは運命かもしれませんが、失敗も僕の人生においては非常に重要な経験でした。
むしろ今では、あの時に失敗しておいてよかったなと心から思っています。
周りと違うことは問題ない
日本では、どうも周りと違うことが尊重されない傾向にあると思います。
僕はもともと、周りの目をすごく気にするタイプでした。
しかし、勇気を振り絞って行動した結果、視野が何倍にも広がり、周りの批判などは気にならないメンタルも鍛えられました。
海外では周りと違うことは当たり前です。
見た目も考え方も、人種が違うのでそれぞれです。むしろそれが個性として受け入れられます。
僕は今後もしばらくはこの環境で、個性を磨いていきたいと思います。
オススメの著書・人物
ここでは、僕が日本の会社員時代に読み、生き方の参考になった本を紹介したいと思います。
二人とも、サラリーマンの最高峰、電通の社員経験者です。
リーマントラベラー東松
まずはリーマントラベラーこと、東松寛文さんです。
僕が旅行にハマり始めた頃、ちょうど東松さんの「香港で佐々木希さんになりきる」という記事を目にしました。
そのブログがめちゃくちゃ面白く、また週末だけで海外や、大企業で社畜生活といったキーワードが響き、各種SNSをフォロー。
すると、現在は数々のメディアなどに出演されるようになり、なんと著書まで出されています。
大企業での社畜生活から旅にハマり、人生まで劇的に変わったという趣旨の内容となっています。
旅好きや会社員の方には非常に楽しめる内容となっているので、是非一度目を通して欲しいです。
芦名勇舗
芦名勇舗さんは、おそらく体育会サラリーマンの最高峰です。
生き方や考え方がとてもカッコいいです。
僕は彼の、「その環境を選んだのは自分で、それ対して文句を言うのはクソださい」「感情的にやりたいと思ったことが一番パワーを注ぎ込める」
といった内容に、とても感化されました。
その他も、体育会出身ならではの、たくさんの素晴らしい考え方が述べられております。
結果を出している人の言葉は、非常に心に突き刺さるので、こういった言葉が冷めないように常に行動することを心がけています。
元体育会のバカでも海外で働くことは可能
ここまでいろいろ振り返ってきましたが、最後に大切なことをまとめていきたいと思います。
体育会出身でも海外で働ける
海外で働くことは、駐在員として派遣されることだけではありません。
正直、駐在員に選ばれればそれが一番ベストですが、そんなのは一握りで時間もかかります。
行きたい国も自分で選べないので、僕には向きませんでした。
僕の場合「若いうちに海外で働きたい」という気持ちを大切にしたかったので、最短で働ける方法を模索し行動した結果、実現することができました。
駐在員よりは条件が悪いかもしれませんが、僕にとっては今すぐ好きな国で働けることが重要だったので、今の生活に非常に満足しています。
これからも生き方や進路は、自分で切り拓いていきたいです。
何度も言うが行動してほしい
何度も言いますが、これが超重要です。
レールから外れることは最初は怖いですが、失敗してもどうにでもなります。
無責任かもしれませんが、むしろ若いうちだからこそ挑戦するべきです。
僕もたくさんの失敗をしたことによって、今の自分があります。
そもそもほとんどの人は挑戦すらしないので、挑戦するだけで上位数%に入れます。
まずは土俵に上がることが重要です。挑戦することを怖がらず、自信と信念を持って物事に取り組んでほしいです。
今からでもやった方がいいこと
まずは英語です。
親の世代は逃げ切れるかもですが、もう僕らの世代で英語から逃げ切ろうとするのはやめたほうがいいです。
僕も英語から逃げ切ろうとするのは辞めました。
仕事に使えるだけの最低限の英語は身に付けます。
日本にいる場合、英会話教室に通うよりも、オンライン英会話や国際交流イベントに通うほうが効果的です。
まずはDMM英会話あたりが無難かと思います。安くて幅広い講師人が好評です。
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あとは転職市場で自分の今の現在地を知るのも大事だと思います。
僕も日本でやっておきたかったです。
僕の転職した友人はリクルートを多く使っていた印象なので、リンクを貼っておきます。
大手なのでまずは間違いないのかと。
くどいようですが、まずは行動するだけで上位数%に入れます。
人生を変えるためには、行動や環境を変えなければ絶対に変わりません。
海外に行くことが全てとは言いませんが、僕の場合は海外に興味を持ったことで人生が変わりました。
失敗を恐れず、アスリートの現役時代のように、挑戦する姿勢を大切にする人が世の中に増えてほしいと思っています。