こんにちは!佐藤(@t_sato0910)です。
先日、イギリスでの就活がようやく終わりました。
語学力はもちろん、スキルもない中でとにかく行動した結果、日系・英系企業ともにオファーをいただけました。
結果、直感で楽しそうと感じた日系のメディアに就職します。ヨーロッパ内や中東への出張もあるので楽しみです。
ちなみに英系企業は、不動産とスポーツ系の会社です。正直待遇はかなりこちらの方が良かったですが、最後は自分の直感で決めました。
この記事では、僕のようにYMSビザで渡英し、フルタイムの正社員として現地の企業に就職したい方向けに、僕が実際にやったことやノウハウを、全て公開したいと思います。
本記事の内容
- イギリスでの就活・仕事探し方法
- イギリスでの就活・仕事探し前に知っておくべき知識
- YMSビザの現状
など
僕のイギリス就活実績
まず、僕のプロフィールを簡単に紹介しておきます。
大学まで体育会サッカー部に所属し、卒業後は新卒で大手電機メーカーに就職。IT分野の営業をしていました。
大学までサッカーしかしていなかったので、語学力は皆無です。資格などももちろんありません。
一応それなりの大手企業に勤めていましたが、イギリスでは学歴や職歴が特に重要視されませんでした。
要するに、日本での転職活動のように、前職の企業ブランドはほぼ生かされていません。
応募社数と面接回数
応募者数はエージェントからのものと、自分で公式HPなどから求人を見つけたものを合わせると、おそらく20-25社ぐらい応募しています。
業界や職種は絞らず、幅広く応募しました。
そのうち、僕が就活をストップするまでに、次の面接ステップに進んだのが6社です。
最終的に日英の3社からオファーをいただけました。
ここではとにかく数多く応募してみることをオススメします。
そもそも書類選考はなかなか通過しません。
たとえ興味がない仕事でも、面接の練習に使えるので、遠慮せずにガンガン応募しましょう。
イギリス就活で必要な準備
以下、イギリスの就活で必要な準備をまとめます。
携帯会社との契約
仕事探しをする際、電話番号の保持は必須となります。
電話がつながらずチャンスを逃していたら話になりません。
スタートダッシュを決めたい場合、日本に送料無料でSIMカードを送付してくれ、オンライン上で設定が完結できるgiffgaffなんかが便利です。
イギリス到着後すぐに使用することができます。
値段も安いので、まず間違いないかと。
BRPカードの受け取り
YMSのビザで渡英してきて、受け取り忘れる人はいないと思いますが、働くためには必ず必要となります。
万が一紛失した場合、以下の記事をご参考に再発行してください。
NIナンバーの取得
こちらも働き出すと必ず必要となるものです。
なくても就職まではできますが、給与振込が遅くなるなどの弊害も起きる可能性があります。
また、人によっては取得まで非常に時間がかかる場合があるので、到着後すぐにアポを取ってしまいましょう。
僕は運よくすぐ発行できましたが、インタビューで意地悪されました(笑)
銀行口座の開設
日々の生活でももちろんですが、給与振込口座として必ず必要となります。
オススメは圧倒的にmonzoです。
住所証明いらずで、3日で発行できます。
monzoのメリットは下記記事にまとめています。monzo自体が住所証明になるのが非常に助かります。
CVはなるべく早く完成させる
これは日本にいるうちにできる作業なので、できれば早めにやってしまうことをオススメします。
また、必ずネイティブにチェックしてもらい、綺麗なCVを作ってください。
カフェやレストランに手当たり次第配るCVではないので、しっかりとしたものを作るべきです。
また後述する、ビジネスSNSからスカウトされるためには、綺麗なCVを掲載する必要があります。
使えるかはわかりませんが、僕のCVを載せておきます。
イギリスの仕事探しは学歴や職歴よりも、自分がやってきたことをどう説明するかが重要です。
面接で話す内容を整理する意味も込め、ここは真剣に通り組むべきかと思います。
現地エージェントへの登録
僕のように語学力に自信のない方は、現地のエージェントに力を借りる必要があります。
何社かありますが、オススメは以下のエージェントです。
Access Appointments
小さなオフィスで女性スタッフ数名の会社ですが、ここが一番親身になってサポートしてくれました。
案件の紹介や面接の練習、普段のサポートやアドバイスなど、小規模な会社なゆえ対応も距離が近くよかったと思います。
スタッフはベテランで少し変わった人が多い印象でしたが、まずはお世話になって間違いないかなと思います。
僕の周りでも、評判が良いエージェントです。
Centre People
ここは実際に僕が面接に進んだ企業は少なかったですが、紹介案件も多く、対応も丁寧だったと思います。
CVも選考に進む際は、ネイティブスタッフのチェックのもと、会社のフォーマットに落とし込んでいるとのことです。
その他
JACとPeopkle Firstにも登録していましたが、個人的にはあまり合いませんでした。
JACに関しては、レベルが高い求人ばかり扱っているのか、案件の紹介がほぼなし。
相談したところ、定期的にそういった相談をしてほしいと返事がありました。
People Firstに関しても、同様の質問をしたところ、CVをもう一度書き直してみたらどうかとアドバイスがありました。
まあこの2社は比較的扱っている案件のレベルが高いイメージなので、スペックの高い方向けだったのかもしれません。
準備編での内容については、以下の記事でもう少し細かく触れています。
イギリス就活で抑えるポイント
ここでは、個人的に抑えるべきポイントをまとめていきます。
嘘はダメだが脚色はオッケー
日本人は謙遜の文化が根付いているので、遠慮がちになるかもしれませんが、少しでも該当すればできると言って問題ありません。
日本での就活と同様です。嘘はダメですが脚色はオッケーです。
英語が苦手でも、ビジネスレベルと言い切ってしまうべきです。
求人の広告でそれなりのレベルの英語を求められていても、面接するとそこまで求められえていないこともよくあります。
応募前に諦めるのはやめましょう。意外とイケるので(笑)
いやいや面接でバレるだろと思った方も、安心してください。僕の面接のノウハウは別記事にまとめます。
入ってしまってから、足りないスキルを身につければ問題ありません。
出来るだけ早く行動
YMSのビザ期間は、出来るだけ長い方が相手企業にとっても魅力的です。
僕は語学学校に通い、2ヶ月後から就職活動をスタートさせましたが、正直ちょっと遅かったかなと思っています。
語学学校に通う方は、就活を並行して行うことをオススメします。
就活で使う英語は大体決まっているので、学校で習う英語は必要ありません。就活の中で就活に必要な語学力を磨きましょう。
また、語学学校を卒業してから就活をスタートさせた場合、面接がなかなか入らないと気分が落ち着かないと思います。
学校も就活も何もない日を作るのは、精神的にあまりよくないです。
求人は常にチェックしまくる
MixBや現地サイトなどの求人は、常にチェックしましょう。
イギリスでの就職は運やタイミングも非常に重要です。
前任の日本人の帰国や退職、産休カバーなどで人が突然必要になるケースはよくあります。
僕も就活当初は全く面接に進めませんでしたが、ある時期を境に面接が立て続けに入りました。
焦らずに根気強く待てば、必ずチャンスが来ます。
ビジネスSNSや現地サイトを活用
現地企業への就職を目指す方は超重要です。
僕もLinkedinやreedに登録すると、何件が電話がかかってきました。
就活が終わった関係で、そこから面接に進んだものは結局ありませんでしたが、具体的に面接の日程までは決まっていました。
ここから現地のエージェントからスカウトもされたので、語学力に自信のある方は、是非有効活用するべきかと思います。
英語が苦手でもイギリスで就職は可能
以上、僕がイギリスの就活でオファーをもらうまでの活動内容です。
YMSで来られる方の、仕事探しのご参考になれば幸いです。
慣れない土地での就活は精神的にも大変かもしれませんが、必ずポジションが空くのでチャンスはあります。
面接になかなか進めなくても、根気強く取り組んでください。
フルタイムをオススメする理由
せっかくイギリスに来たので、シフトの融通がきくバイトで稼ぎつつ、ヨーロッパ諸国にたくさん旅行に行きたいと思う人も多いと思います。
確かにその考えもわかりますが、個人的にフルタイムでの就職をオススメします。
イギリスの会社で実際に働いてみて感じましたが、どの会社も定時退社は当たり前で、有給も余裕で消化できます。
休みが取りやすい分、フルタイムで働いても旅行に行くことは可能です。
金曜日や連休前の午後は完全にオフモードです(笑)
また、実際に現地の企業で働いてみて、日本の会社とは働くスピード感が違い、いい意味で驚いています。
こういった経験は、アルバイトやパートタイムではできない経験です。異国の地で正社員として働いた経験は、必ず人生の中でプラスになります。
語学力のない僕が実際に就職できたので、行動すれば誰でもフルタイム正社員として就職することは可能です。
アルバイトやパートタイムを否定するつもりはありませんが、もし自分の能力の低さでフルタイムの仕事を諦めている場合は、考えを改めてください。
僕のような人間もいるので(笑)
また、YMSは他国とは違い、2年間有効かつ就労規則もないプラチナビザです。せっかくなので活かさない手はないかと。
ロンドンは日系企業が多いにも関わらず、ビザの取得が難しいこともあり、ビザに当選さえしてしまえば現地の企業で働くことはそこまで難しくない印象です。
僕も就職活動前は、イギリスで本当に仕事が見つかるのかどうか、不安な気持ちでいっぱいでした。
英語が苦手だからという理由で、最初から諦める必要は全くありません。
ご参考になったかどうかはわかりませんが、少しでもこの記事がお役に立てれば幸いです!