こんにちは!ロンドン生活中の佐藤(@t_sato0910)です。
記事執筆時点、イギリスに来てから約5ヶ月が経過しました。
多少の不便を感じることもありつつですが、ここまで極めて順調です。
僕は、清潔感があって食べ物も安くて美味しい日本が大好きですが、イギリスに移り住んでから、日本で感じていた余計なストレスを一切感じなくなりました。
僕の思いも含め、ここまでの順調なイギリス生活を振り返りたいと思います。
日本で働いていた時
まずは、日本で働いていた頃を振り返っていこうと思います。
常に仕事に追われ日々消耗
僕は日本では、電機メーカーでITの営業をしていました。
先輩や上司には比較的恵まれ、最近よく聞くパワハラなんてものも多分ありませんでした。
むしろ、最近の新入社員はすぐに辞めるので、手厚くサポートしてもらっていたとは思います。
ただ、仕事はそこそこ忙しく、毎日何百通ものメールや資料づくりの事務処理に追われ、客先に足を運んではタフな交渉もしていました。
残業は会社から規制がかかるほどせざる追えませんでしたし、周囲も全員PCを持ち帰ってリモートで夜中にも仕事をする毎日。
オンとオフをしっかりとつけたいタイプなのに、境目が超曖昧になっていました。
また、PCを持ち帰れるため、週末も仕事をできてしまう環境。
そのため、メールをチェックすると上司や先輩のメールがバンバン飛び交っており、休みなのに心が落ち着きませんでした。
給料は悪くなかったが不満だらけ
繁忙期は終電近くまで残る日々が続くことも多かったので、残業代でお金は潤います。
ただし、お金が潤う一方、心は確実にどんどん貧しくなっていました。
会社と家の往復だけをする毎日となり、家に帰ってご飯を食べて風呂に入るともう深夜。疲れて何もできず爆睡です。
極力ジムには通うようにしていたので、意地でも早く上がる日はありましたが、業務が効率化されたりするわけではなく、残りが翌日に繰り越している状況でした。
ただ、これは僕の力不足もありましたが、誰がやっても確実に終わる体制ではありません。
そこそこの大手企業だったので、給料や福利厚生はそれなりによかった一方、心身は疲れ果て不満がどんどん溜まっていきました。
スキルアップ用の時間の確保が困難
会社と家の往復だけとなると一番危険なのが、自分のスキルアップの時間が確保できなくなることです。
これは単純に仕事につながるスキルもそうですが、自分が没頭できることや趣味なども含めてです。
これにより、僕は人生の幸福度がガタ落ちしていました。
会社の仕事だけしていて本当に自分のためになるのか?このままなんとなく働き続け、自分に残るものって何なのか?
自問自答を繰り返し、悩みに悩みました。
おそらく学生時代とのギャップに苦しみ、僕と同じような気持ちになる社会人ってすごく多いと思います。もはやテンプレです。
ただここで厄介なのが、悩むものの何をすればいいかわからず、結果的にそこに居座り続ける人が多いことだと思います。
イギリスに来てから

ここでは、イギリスに来てからストレスが消えた話をまとめていきます。
自分の時間が劇的に増えた
イギリスの会社に就職してから、自分の時間が劇的に増えました。
全ての会社に当てはまるわけではないと思いますが、イギリスの労働環境は日本とはかなり違います。
まず定時に終わるのが前提で全員が働くので、周りに気を遣う必要が一切ありません。
また終わりが見えているため、仕事への集中力が格段に上がり、非常に効率的です。
家に帰ってからも夜6時以降の時間が劇的に増えるので、ジムや語学の勉強、こういったブログを執筆する時間もしっかりと確保することができます。
休みに関しても、当然ですが有給も権利として自由自在に使えます。
有給を消化することが権利となっているので、誰かが有給を使うと誰かがカバーする、持ちつ持たれつの関係が自然と出来上がっています。
有給を使うことにストレスを感じ、有給を使うと仕事が中断して周りに迷惑をかけていた日本時代とは、環境が大きく変化しました。
雑音が一切入ってこなくなった
イギリスに来て、日本の雑音が一切入ってこなくなりました。
英語環境というのも大きいですが、今はテレビも見ない生活になったので、日本にいたら嫌でも触れる余計な情報が遮断されています。
私生活の中でも日本語を聞くことが少なくなったため、自分のやるべきことに集中できる環境に身を置けています。
今はNetflixやYouTubeなどのプラットフォームが非常に充実してきているので、余暇の時間も全く不自由なく生活できています。
ちなみにNetFlixは英語学習に超おすすめです。月額も安いのでコスパ最強です。
煩わしい人間関係がなくなった
日本を離れたので当然ですが、煩わしい人間関係から解放されました。
例えば会社では飲み会。
日本時代はすごく多かったですし、飲み会では常に周囲のグラスのドリンク量を気にする必要がありました。
飲み会の振る舞いで仕事のデキがわかるなんて、訳のわからないことを言う人もたくさんいました。
飲み会ばかりで翌朝にエンジンがかからず業務効率ダウン。
飲み会も仕事だという人もいましたが、時代錯誤だなとずっと思いながら参加していました。
一方イギリスでは、まずそもそも飲み会なんてもの自体があまりありません。
あっても余裕で断る人もいますし、それに対してごちゃごちゃ言う人もいません。
また、飲み会も自分のドリンクは自分で買うスタイルなので、偉そうに注がれるのを待っている上司もいません。
イギリスでのストレス
ここまでイギリスをべた褒めしてきましたが、そうはいってもやはり多少のストレスを感じる部分もあります。
イギリスは外食が高い
日本人が海外に行くと全員感じる問題ですね。
特にイギリスは、外食が高いので困っています。
極力自炊をするよう心がけていますが、やはりサクッと安くて美味しいものが食べられる日本の食事環境は最強です。
ちなみに僕の、数少ない日本での会社員時代の楽しみのひとつは、外回り中のランチをどうするかでした。
地下鉄の環境が最悪
イギリスの公共交通機関、特に地下鉄のチューブは環境が最悪です。
夏場と通勤ラッシュ時は個人的に東京に匹敵、それ以上かと思います。
エアコンがないので暑くて死にかけますし、欧米人が大きいのに車体が小さくて空気も悪いので、朝方疲れていたら気分が悪くなります。
また、交通費もピーク時間が高く設定されており、チューブを使う場合通勤だけでかなりお金がかかってしまいます。
イギリスは交通費が出ない会社が多いので、このあたりの出費は痛いです。
なんだかんだ大切な日本の友達
僕はもともと友達が多いタイプではないですが、やはりたまに日本の友達の近況が気になります。
最近は結婚したり子どもができる友達も増えてきたので、海外で一人でこういった投稿をSNSで見ると、不思議な気持ちになります(笑)
結論:会社を辞め日本を離れるのは逃げではない

日本でもようやく変わりつつありますが、それでもやはりまだまだ会社を辞めることに抵抗がある雰囲気があると思います。
別に今の環境で満足しているのであれば全く問題ないですが、会社の文句を垂れ流しているのに行動しない人が多すぎる気がします。
文句を言ったところで環境は変わりませんし、それはその環境を選択している自分の決断に無責任です。
イギリスに来て人生が変わった
僕はイギリスに来て、本当に人生が大きく変わりました。
労働環境はもちろんですが、日本にいては経験できなかったことや、きっと考えることもなかったことを学び、知ることができています。
何より、心理的にも物理的にも余裕が生まれたので、自分の頭を使って行動することが圧倒的に植えました。
日本は大好きな国ですが、今はこの環境でもう少し頑張りたいと思っています。
海外生活はこんな人にオススメ
ここまでいろいろ書いてきましたが、長い人生の中の1,2年を海外で過ごすのは、確実に人生の財産となります。
今の時代、一度日本社会を離脱しても、容易に復帰できます。転職や再就職は当たり前の時代です。
それよりも、なんとなく過ごしながら気づいたら何もスキルが残っていない状況の方が、かなりヤバいと思っています。
海外移住に限らず、今ある環境を一新することは逃げではなく挑戦です。
もっと挑戦する人が世の中に増えていってほしいと本気で思っています。
僕は挑戦した結果、人生が180度好転しました。
今はストレスもなく、毎日学びの多い生活をできています。
海外生活はこんな人にオススメ
- 将来のために英語を勉強したい
- 今の環境に不満がある
- 今の環境を全てをリセットしたい
- 他人とは違う生き方をしたい
- 外の世界を見てみたい
上記に当てはまる人は、一度海外に出て自分を見つめるのもありです。月並みの言い方をすると視野が広がります。
この記事を読んで早速留学やワーホリに興味を持った方は、まずは無料でweb相談も行なっているスクールウィズ さんにあたりに一度相談してもいいかなと思います。
webなので外に出る必要がなく、話をまず聞いてみるにはハードルが低いです。
何度も言いますが、環境を変えることは逃げではなく挑戦です。この考えがどうも日本では浸透していない気がして残念です。
悩んでいても解決しないので、まずは行動してから悩んでみましょう。