こんにちは!ロンドン生活中の佐藤(@t_sato0910)です。
仕事やYMSのビザなどでイギリスに長期滞在する場合、せっかくなので免許が必要な方は国際免許証ではなく、イギリスの運転免許証へ切り替えしまうことをおすすめします。
本記事の内容
- イギリス運転免許証の切替手順
- 必要な時間・費用・書類
EU離脱問題により、EU圏内での運転に関してはルールの確認が必要ですが、それでも有効期限が10年と長く、パスポートやBRPの代わりに身分証明書として利用できます。
イギリスの運転免許証へ切り替えるメリットは大きいと思います!
多少お金と時間はかかりますが、簡単な手続きで切り替えられます。
是非本記事を参考に、手続きを進めてみてください。
イギリスの運転免許への切り替え手順と費用
切り替え手順
超ざっくりと説明すると、以下のような流れです。
- 大使館へ在留届を提出
- 自動運転免許証抜粋証明書を発行
- DVLA申請書を記載
- 申請書・手数料・必要書類を提出
管轄地域や住んでいる場所によって、郵送や直接現地に行くかで変わってきますが、どこからでも申請は可能です。
切り替えにかかる費用
自動車運転免許抜粋証明書 | £15.00 (大使館または郵送で取得) |
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手数料(Postal Order) | £48.35 (郵便局で支払い、手数料5.35込み) |
郵送料(Special Delivery) | £6.50 (郵便局で支払い) |
総計£69.85なのです。
150円換算だと10,000円強となります。
その他、証明写真が必要な方は別途費用が発生し、郵送料はケチれば普通郵便でも可能です。
それでは上記について、詳細を説明していきます。
①在英国日本国大使館へ在留届を提出
日本の役所手続きと一緒
すでに済ましている人は飛ばしていただいて結構ですが、イギリス在住が免許切り替えの前提となります。
そのため、在留届を大使館へ提出する必要があります。
手続き自体は日本の役所手続きと一緒で、来館するかオンラインで手続きを進める選択が可能です。
来館の場合は、以下の大使館となります。
来館で手続きをされる方は、後述する自動車運転免許抜粋証明書の手続きも同時にしてしまいましょう。
オンラインの場合は、外務省の公式HPから申請できます。
②自動車運転免許証抜粋証明書の申請と取得
次に、自動運転免許証抜粋証明書の入手です。申請方法は大使館への来館、または郵送での手続きとなります。
【来館申請に必要な書類】
- 有効な日本の運転免許証
- パスポート
- 申請書(大使館でもらえます)
【郵送申請に必要な書類】
- 有効な日本の運転免許証
- パスポートのコピー
- 申請書(ダウンロード可)
詳細は在英国日本国大使館公式HPよりご確認ください。
証明書は2日後には発行され、手数料は£15です。来館の場合は平日しか受け取れないので、ご注意ください。
③DVLA申請書と必要書類の送付
DVLA申請書D1の記入方法
以下が、実際に提出した僕の申請書です。
申請書はオンラインからも入手できますが、郵便局に行けば無料で入手できます。
画像左下あたりの、「To exchange my non-UK licence for a GB license」にチェックを入れます。
その他、右下の「Your eyesight」は、メガネやコンタクトの必要な方は各自必要に応じてチェックを入れてください。
裏面は写真だと未記入ですが、「4 Your health」は健康面に問題がなければNoにチェックを入れます。
「5 Your proof of identity 」の欄は、BRPカード両面コピーを身分証明書として利用するため、「Biometric Residence Permit(BRP)」にチェックを入れ、「7 Your declaration」に日付とサインを記入し証明写真を添付します。
項目6は記入の必要はありません。
最後に忘れてはいけないのは、左下の「Your Checklist」です。
チェックを入れ、金額£43とPostal orderの番号を記入します。Posrtal orderは郵便局で入手可能です。
£43と記入しますが、手数料の関係で支払いはもう少し高くなります。
必要書類の準備と送付
既に上記でも少し触れましたが、最終的に必要書類は以下の通りです。
- DVLA申請書D1(証明写真付き)
- 日本の運転免許証
- 自動車運転免許証抜粋証明書
- BRPの両面コピー
- Postal order
以下の書類を、Special Delivery(£6.50)で郵送します。
もちろん普通郵便でも構いませんが、日本の免許証や高い手数料も含まれているため、念には念を重ねました。
証明写真ですが、背景色が白じゃないと受け付けてくれません。僕は日本で使用した水色のものを利用したのですが、返送されてしまいました。
上記の書類一式を、以下のいずれかの住所に発送します。
DVLA Japanese Account Manager1.
・Ms Lisa John
Address: CCU1, DGFW, DVLA, Swansea, SA6 7JL
Telephone: 01792-7821122.
・Ms Diane Sturley
Address: CCU5, DGFW, DVLA, Swansea, SA6 7JL
Telephone: 01792-384698
日本国大使館HPより
最新情報は上記リンクよりご確認をお願いします。
郵送にてイギリスの運転免許を受け取り
僕の場合、一度証明写真を再度添付し直すというイージーミスもありましたが、郵送から約10日ほどでイギリスの免許証が自宅に郵送されました。
郵送した日本の運転免許証はこの時点で返却されませんが、約3ヶ月後にDVLAから日本の大使館に返還されます。
その後大使館からメールで連絡が入り、引き取りに行きます。
実際のメールが、以下の画像です。
まとめ:イギリスの運転免許は簡単に取得できた
上記の通り、ここまでお金と多少の手間はかかりましたが、本気を出して滞りなく手続きが進めば、2週間ほどでイギリスの運転免許が取得できます。
イギリスは日本と同じく右ハンドルで運転のハードルも低いですし、運転免許証は身分証明書としても有効活用できます。
是非、イギリスの免許への切り替えに興味を持った方は、本記事を参考にして手続きを進めてみてください!