仕事

体育会出身の僕が、会社員生活でどうしても納得できなかったこと

僕はせっかく入社した大手メーカーを、3年で退職しました。


英語を勉強したいと思ったのがメインの理由です。

しかし、体育会という勝負の世界で生きてきた僕にとって、働き方・環境に納得できなかった点が引き金となったのも事実です。


他の会社に所属したわけではないので、賛同してもらえるかはわかりませんが、会社員生活の中で違和感を感じた点を、いくつかあげます。


また、はじめに断っておきますが、僕は会社員を否定するわけではなく、フリーランスが最高と言うつもりもありません。

前職の方々には大変お世話になりましたし、感謝しているという前提で、それでもおかしいと感じたところを、ピックアップして書きたいと思います。

 

仕事ができる人ほど辛い思いをしている

最大の原因

会社員生活の中で、特にモチベーションが上がらなかった最大の原因は、仕事のできる先輩が横で苦しんでいる姿をいつも見ていたからです。


部署や上司の方針にもよると思いますが、仕事ができる人に仕事が集まり、結果的に彼らが苦労している日々。

戦力にならない社員が楽をするという構図に、どうしても納得ができませんでした。


先輩は仕事ができるゆえに、僕も含め周りのだらしない人間の仕事を引き受けさせられたり、上司と客との板挟みになっている姿がとても苦しそうでした。

鳴り止まない携帯や、捌ききれない大量のメール。平日は夜中の2時頃までメールを処理。

朝は目を充血させパソコンに向かい、移動の電車は口を開けて爆睡。土日も当たり前のように持ち出しPCで仕事。


絶対に真似したくないと思いました。

頑張っただけ損をするので頑張れなかった


僕はそんな先輩の姿を見て、自身の数年後を想像して絶望し、環境を変えることを決心しました。


だって、


頑張ったら頑張っただけ辛い思いをするって、意味不明じゃないですか。


僕はサッカー生活の中では、期待以上のパフォーマンスを発揮し、周囲に認められるために頑張ってきたつもりです。

時間を割いて自主トレしたり、仲間やコーチに練習に付き合ってもらったり、あらゆる手段を使って成長しようと取り組んできました。


仕事もこの姿勢は活かせると踏んでいました。

しかし、頑張っても報われないという環境の中ではどうしても意欲が湧かず、このままではまずいと危機感を感じました。


どんなに頑張っても、数年は同期とほぼ給料一緒

労働負荷の違と評価の不一致に違和感

仕方がないことなのかもしれませんが、、

労働負荷に大きな違いがあるにも関わらず、同期とはほぼ給料が変わりません。

これは分かっていましたが、いざ自分が不公平な立場になると耐え難いものでした。


僕は入社当初、体育会出身というプロフィールに着目された結果、体力や根性はあると判断され、社内でも忙しいと評判の部署に配属されました。

捌ききれない大量の業務が毎日残っている状態は最初こそ焦りました。

しかし、途中からは気にしたらキリがなく辛いので、気にしないようにすることで感情を麻痺させ、精神を保っているような状態でした。


僕がそのような苦行を強いられている一方、他部署の同期の中には残業を禁止されている者もいます。(そもそも残業が必要ない業務量)

ボーナスや残業代という形で多少の差額は発生するものの、毎日積み重なる心労の差と比べると、圧倒的に割りに合わなかったです。

社内作業多すぎ問題

社内用の資料作成や調整が多すぎて、うんざりしていました。

確かに、僕自身の処理能力の低さもあったと思います。

しかし、それにしても社内に対して割く工数が多すぎて、客に対する工数を割けないという、なんとも本末転倒な状態が恒常化している自分が情けなかったです。

「こんなお金にならないくだらない作業ばかりして、何の意味があるのだろう」と常に思っていました。


打ち合わせの調整に膨大な時間を奪われたり、関係部署とのやり取りで回答がいつまでたっても返ってこないことなどは日常茶飯事。

期限を守れないことが多くなり、メールで心のこもっていない「大変申し訳ございません」を頻繁に活用していました。

 

【結論】合わないと感じたらすぐに行動するべき

不平等な環境が我慢できなかった

まとめると、僕は頑張っても評価されない環境や、意味の見出せない無駄なやりとりが苦手です。

体育会サッカー部時代は、自分が最下層の人間だったので、何とかして頑張ろうという意欲が湧き、頑張って結果が出せれば達成感を感じることができました。


しかしそういう感情は、会社では残念ながら芽生えませんでした。

その結果、こんな逃げ腰の思考停止人間はクズでダサいと思い、僕は環境を変えることを決心。

今一番没頭できるであろう「イギリスで英語を学ぶ」ことを決断し、実行しました。

石の上にも3年は無視

合わないと思ったことを我慢して続けることは、仕事をやめることよりもリスクがあると考えます。

僕自身も、就職浪人の末にせっかく入った大手の会社を、たかが3年で辞めることに対しては、周囲の目線も気になり躊躇しました。

しかし、意識の低いままイヤイヤ働き続けること自体がリスクだと考え、決断しました。


今、世界はものすごいスピードで進化しています。

石の上にも3年という言葉もありますが、もはや現代に当てはまらない気がします。

そもそもこのことわざは大昔の人が考えたものであり、現代とは時間の考え方が違います。

昔の人の3年は現代の3年ではありません。


僕の意見に賛同してくれる方もいれば、全くそう思わない人もいると思います。

それぞれの環境が違うので当然の事です。

くどいようですが、今の環境が楽しいのか楽しくないのか、楽しくないのになぜそこにいるのかを真剣に考えるべきだと思います。

仕事をやめるリスクよりも、仕事をやめないリスクを抱えている人が、僕の周りにも多いです。



偉そうなことを長々と述べ、失礼しました。。。

記事を読んで何か感じるものがあった方は、是非次の行動に移してください。(社内で結果を出す、趣味に没頭する、労働環境を整理する、転職する、副業する)

僕は退職し、イギリスに行くという選択をしました。