就職活動

【実績公開】体育会学生の就活は本当に有利なのか?

こんにちは!苦労して入社した大手メーカーを退職して、ロンドンで語学を勉強している佐藤(@t_sato0910)です。

以前僕の実体験をもとに、体育会学生は中途半端になるぐらいなら、留年して就活した方がいいという記事を書きました。

【決断して正解】体育会の学生は、両立に悩んだら就職留年するべき タイトルの通り結論から言ってしまうと、本気で部活動に取り組んでいる体育会学生は、中途半端になるぐらいなら、就職留年を選択するべきです。...

今回は僕が所属していた組織の事例となってしまいますが、体育会サッカー部の学生が卒業後どう言った企業に就職しているのか。

また体育会学生は就活は有利になるのかについての、就職活動事情を記事にまとめていきたいと思います。

本記事の内容

  • 体育会サッカー部の内定実績公開
  • 体育会部活生が就活で有利な理由
  • 体育会部活生の就活方法


それでは早速見ていきましょう。

 

体育会サッカー部の進路状況

ちなみに僕は、関西の立命館大学体育会サッカー部出身で、当時所属していた時で120人ほどメンバーがおり、関西一部リーグで日本一を目指して週6で練習していました。

立命館大学自体は、私立では早慶上智などと比べると劣るのは明らかですが、ありがたいことに世間的にはそこそこ優秀と評価される大学です。

「立命館大学体育会サッカー部」というネームバリューは、一般的に見ると多少はブランドのあるステータスなのかなと思います。

同期・先輩・後輩の進路状況

実際に就職活動の結果は、内定辞退も含め、有名どころだと僕が知っているだけでも以下のような実績です。

商社 ・三菱商事
・丸紅
・豊田通商
・伊藤忠エネクス
・岩谷産業
広告 ・電通
・博報堂DYメディアパートナーズ
・ADK
金融 ・東京海上日動火災保険
・三井住友海上火災保険
・日本生命
・明治安田生命
・三菱東京UFJ銀行
・三井住友銀行
・みずほ銀行
・三菱UFJ信託銀行
・野村證券
メーカー ・味の素
・森永乳業
・エバラ
・カネボウ
・山崎製パン
・伊藤園
・ドーム(アンダーアーマー)
・LIXIL
・タカラスタンダード
・積水化学
・トヨタ自動車
・本田技研工業
・川崎重工
・日立
・富士通
・NEC
・パナソニック
・積水ハウス
・大和ハウス
その他 ・オリエンタルランド
・楽天
・地銀
公務員 ・教員
・警察
・消防士


覚えている範囲でざっと書きましたが、就活生に人気な総合商社や広告、金融やメーカーも大手企業から多くの部員が内定をもらっています

もちろん大手に行くことが全てではなく、その他の進路に進む人を否定するつもりも全くありません。

中には僕のように失敗して、半べそをかいている人も少なからずいます(笑)

ただし、上記の実績や個人的な感覚として、ある程度の大学の体育会部活生は、就職活動はかなり有利になると思います。

なぜ体育会学生は有利なのか

ここからは体育会学生が就活で有利な理由を深掘りしていきます。

そもそも体育会学生枠が確保されている

これは企業や採用人数にも当然左右されますが、メガバンクなどの大量採用をする企業は、おそらくある程度体育会の枠が用意されています。

体育会学生はOBとのコネクションが強く、セミナーとは別に個別で説明会をこっそり開催することもあり、先輩の力が大きければ大きいほど当然裁量権も大きくなります

実際に僕もそういったシークレットセミナーに行きましたし、そのセミナーは裏で当然評価に繋がっていました。

また、僕が会社員の立場の時に関しては、実際にリクルーターをしてほしいという依頼が会社からあり、そこそこの裁量権もありました。

当時は忙しくて断りましたが、もし僕がリクルーターをすれば当然体育会出身の後輩がかわいく見えるわけで、ある程度の手助けはできたと思います。

こういった繋がりが体育会は強いので、一般学生に比べると少し有利になるのは事実です。

そもそも人間ができている

これを言ってしまうと元も子もないかもしれませんが、大学生になってまで体育会の部活動に所属するような人は、そもそも人間としてできている人が多いです。

考えてみてください。大学は高校までとは違い圧倒的に自由が手に入ります。

アルバイトしてお金が入ったり、一人暮らしを始めたり、新しい出会いもたくさんあり、その人次第でめちゃくちゃ遊ぶこともできます。

その自由な時間を部活動に捧げる覚悟のある学生集団なので、部活生活の中でもどんどん人として成長できるはずです。

中にはそんなことないという自信のない部活生もいるかもしれませんが、その辺の学生が飲み会ばっかりして遊び呆けている間に、体育会学生は各々の目標に向かって毎日練習に励んでいます。

自信を持って大丈夫です。

佐藤
佐藤
というか、少しくじけそうな時は、このマインドを持たないとやってられません(笑)

やってきたことやアピールすることが明確

これは就活中も周りから散々言われますが、体育会学生は話すことが明確です。

あとは筋を通してハキハキ喋るだけで、ネームバリューを生かして就職活動を有利に進められます。

練習や試合の中で目標に対してどういったアプローチをしたのか、そのアプローチの中でどういったプロセスや思考があったのか、などの内容を筋を通して自身の経験と結びつけオリジナリティを出すことが重要です。

ただし、正直体育会学生の中には、うまくいかず順風満帆な生活が送れなかった人もいると思います。

僕自身も「Aチームの試合で活躍する」という目標は遠く及ばず、結果として目標は達成できていません。

じゃあそういった結果を残せなかった人はどういったアピールをすればいいのかという話ですが、これは僕自身の経験をもとに話しますが、後述したいと思います。

実際の体育会部活生の就職活動傾向

体育会学生は大きく分けて、部活動の中で結果を出した人と、結果を出していない人の2パターンに分かれると思います。

レギュラーとして試合に出場した、選抜チームに選ばれた、優秀選手賞や得点王を受賞した

といった目に見える結果を残した人は、自身がそのために実際に取り組んできたことを、多少脚色して筋を通してハキハキ喋れば問題ありません。

しかし一方、大きな組織になればなるほど成功できる人間は限られるわけです。

大多数の人間は試合に出れずに何を就職活動でアピールするか困る人も多いと思います。

部活動で結果を出せなかった僕のアピール方法

僕は学生時代、弱小高校出身だったため、試合に出るためには誰よりも努力をしなければいけないと考えました。

全体練習前後に自主トレの時間を必ず設けて、休日も返上してチームメイトやスタッフと一緒に自主練習を頑張りました。

その結果試合に出ることができていれば、僕は実績を残したことを強みとして話すことができましたが、残念ながら遠く及びませんでした。

佐藤
佐藤
当時の僕は何をアピールすればいいのか非常に困りました。


目に見える結果を残せなかった僕がどうしたかというと、当時練習態度が評価されて、Bチームのチームキャプテンを任されました。

そのため、この選ばれた経緯やキャプテンで困ったこと、嬉しかったことを面談ではよく話していました。


ざっとまとめると、以下のような感じです。



佐藤
佐藤
試合に出れなかったが、日々の練習態度や学業成績(3年時で卒業単位全て取得)が評価され、下のカテゴリーのキャプテンに指名された。それまでキャプテンをやったことがなく、また下のカテゴリーのキャプテンに就任することは、トップチームでの活躍を目標としていた自分にとって受け入れがたいものだった。しかし、トップチーム以外の選手たちが活躍すことで、結果的に組織に貢献することができ、また今まで避けてきたキャプテンをやることで、新しい発見や成長があるかもしれないと思い、Bチームのキャプテンをやってみようと決心した。……


結果的に真面目に練習してきた積み重ねが評価されたことをアピールしつつ、この内容に対して何を言われても返せるよう準備し、オリジナリティを出せるよう意識しました。

これはほんの一例ですが、僕が所属していたサッカー部の場合、

「企画部として部内が盛り上がる企画を考え実行した」「広報としてSNSを運用して、積極的に情報発信をした」「応援団長としてどのカテゴリーの試合も全力で応援した」

など、試合に出ること以外で自身の役割を見つけ、その与えられた役割の中でどう組織に貢献したかかをまとめている人がたくさんいました。

試合に出られず、挫折を経験したからこそわかることもたくさんあります。

むしろきちんと与えられた役割をこなしていれば、話すことはレギュラーの人たちよりもたくさんあるかもしれません。

組織の中でどういった振る舞いができるのかをアピールすることが重要なので、目に見える結果を残せていなくても大丈夫です。


これは僕個人のテクニックですが、

「大学サッカーは試合に出られず悔しい思いをしたが、逆に試合に出られなかったことで裏方の気持ちも理解することができた。多角的に物事を見ることができるようになり、人として成長することができた。」

といった内容でアピールしていました。

比較的ウケも良かったので、もしこの記事を見てなるほどと思った人は、真似してみてください(笑)

まとめ:体育会部活生は就活は有利

グダグダ書きましたが、個人的な感想としては、そこそこの大学の体育会部活生は就職活動は一般学生に比べて有利になると思います

厳しい組織の中で過ごしてきたことはもちろんですが、体育会学生は話せる内容が一般学生に比べて多いので、結果的に就職活動も有利に進む人が多いです。

また、これは試合に出て結果を残した人に限りません。

実際に僕のケースでも、総合商社や広告、大手金融やメーカーからも、試合に出れていない選手もたくさん内定をもらえています。

これから就職活動をする体育会学生の方も、部活で結果を出せなかったことを悲観する必要はありません。

どういった思いで組織の貢献していたのかを振り返り、自身の強みとしてオリジナリティを出しながら話せばきっとうまくくと思います。

僕もそうでしたが、学生時代に社会人になるということがうまくイメージできない人も多いと思います。

そんな時にモチベーションを上げるために読んでほしい本が、元慶応アメフト部主将の、芦名さんの本です。

【体育会出身必見】元アスリートのビジネスマンは芦名勇舗さんの著書を読むべき こんにちは。大学まで体育会サッカー部で日本一を目指し、卒業後会社員になるも、イギリスに生活拠点を移した佐藤(@t_sato0910)で...



この方、一言で言うと体育会界隈の怪物です。読むと世間にはこんなすごい人がいるんだと感心し、モチベーションが爆上がりします。

現在、芦名さんの著書は以下の2つが出版中です。




就職活動や将来に対してモヤモヤしている方は、是非一度読んでいただきたいです。




また、就職活動は一回だけではありません。

僕のように2度経験し、2回目で納得のいく企業から内定をもらい、就職している人もいます(笑)

焦るよく気持ちもわかりますが、あまり考えすぎず力を抜いて就職活動に取り組んでほしいと思います!